チラウラ
アキバの事件について
被害者の方々には、本当にお悔やみ申し上げます。私自身、ちょうどあの日、午後3時半に乗り換えのためにあの駅を通過し、その際に、UDXビルの近くから、事後の様子を少しうかがい知ることができました。
不謹慎ではありますが、作品等で、加害者の様子を連想させる一面があるかなと思ったのは、「未来日記」であります。この作品は、主人公雪輝(ユッキー)は内向的で人と交わるのが苦手で、自分の周りに起こる事柄をひたすら(自分のみ見られる)携帯日記に記載していきます。そのユッキーを慕っているのが由乃です。彼女は一途である分、モラルというものを持たず、しばしば暴走します。それがまたいろいろな場面で心強いわけでもありますが…。ユッキーは、むしろ臆病で理性があり、由乃にブレーキをかけて制御するわけです。それで、思ったのは、加害者は、ユッキーと由乃の両面を(矛盾することなく)持ち合わせていたのではないかと推測したわけです。
車で轢いて、一人刺したあとは覚えていないとのことですが、これは、「皇国の守護者」で、漆原少尉が、自分と軍の規律の矛盾に苦しんでいる際に敵と対峙したとき、「…血に酔ってでも」と妹尾少尉が思ったようなことと関連するのかもしれないと考えております。もちろんここは戦場ではありませんし、そのような行動を平時にとった加害者を弁護する気は一片ともありませんが。
(ちょうど今、「BLOG OF WAR」を読み、続けて「戦場のリアル」「戦争の心理学」などの本を読もうとしていたということも上記の発想と関係あるかもしれません)。
これはどの作品とも関係ありませんが、住を含めた生活基盤が不安定な状況に置かれ、失うものが少ない(と少なくとも本人が思っている)人数が多い社会は、やはり、犯罪に対しての脆弱性が高くなると思います。そういった状況、そしてそれを生んだ政策の方向性は、従来の「治安がよい」ことを一つの大きな取り柄にしていた日本という国の特徴を変質させ、今回の事件はそれをはからずも世界に喧伝した結果となったわけです。
チラウラでした。
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